Interview with the management経営者インタビュー

お客様のことを想ったサービスで地域に恩返しを 〜㈲若杉葬祭〜

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福岡

2021.07.03

社会貢献/自己実現

お客様のことを想ったサービスで地域に恩返しを 〜㈲若杉葬祭〜

「町に感謝を伝えていきたい」

そう話してくださったのは、福岡県篠栗町に拠点を置く、若杉葬祭の代表・山下様。

創業初期から若杉葬祭で働かれ、先代のもと、町で暮らすお客様を第一としたサービスを行ってきました。価格を抑えた業務は経営上、難しい判断です。しかしお話を聞いていくと、それを実行するまでに、先代、山下様の地域への想いは強いものでした。創業の頃から、先代からの引き継ぎ、これからに至るまで。地域を軸とした経営について、お話をお聞きしました。

―――創業についてお伺いしてもよろしいでしょうか?

若杉葬祭を創業したのは平成16年のことです。平成16年はこの福岡県篠栗町に、町の運営する会館“天空会館”が建設された年でした。会館が完成したことを受け、先代が篠栗町社会福祉協議会から「指定業務を受けて欲しい」と相談をうけたんです。そこで先代は勤めていた葬儀社から独立し、会社を立ち上げました。

最初の頃は指定業者という事情から会館内に事務所を借り受けていたのですが、現在は町内の別の場所に事務所を構え、葬儀がある際には会館に向かう、という形をとっています。町との繋がりはとても強く、頻繁に役場に足を運んではさまざまな調整を行なっているんですよ。

―――サービスの軸はどのような点になるのでしょうか?

お客様のご負担を減らしたいとの想いから、委託業者である立場を活かした低価格での葬儀のご提供ですね。

篠栗町は福祉にも強く注力している町で、社会福祉協会が通常の生活のお手伝いを行っています。私たちは社会福祉協会さんと協議し、「町民の方々に安心してご利用いただくためにこの価格にしましょう」と取り決めており、金額の内訳などを全てオープンにしています。そのため、お客様は安心してご依頼いただけるようなサービスとなっているんです。

また地域の方々に選ばれる会社として、人も大切な要素です。お客様から「葬儀のことだったら、この人に聞けばわかる」と思っていただけるような話し方を会社全体で心がけています。

「一度、頼んでいただいたお客様からは、次も頼んでだいたけるよう丁寧な対応を行う」という気持ちでやってきた結果、町の案内や口コミで感想を広まっていき、現在は多くのお客様が弊社をリピートしてくださっています。

―――価格を抑えていくことは経営上、覚悟のいる選択だと思います。どういった背景があったのでしょう?

価格を抑えた葬送、というのは先代からの意向でした。周りの葬儀社からは「そんなことしても儲からないでしょう?」という声もかかるなか、先代は毅然とした態度で「うちはこれでいくんです」と言い続けて、サービスを整えていったんです。

先代は篠栗町にて葬祭事業者として、長い時間をこの町で過ごしてきました。その間に様々な方に可愛がられ、町からは新しく建てた葬祭会館委託事業まで相談されていました。その話を受け会社まで設立した、ということは、先代なりに篠栗町に対する感謝からきているものだと思っています。篠栗町の特殊な事情を活かして、お客様のためを思ったサービスをしたかった、という強い思いがあったんでしょう。

私も生まれは近隣町なのですが、今は篠栗町に暮らしており、この町が好きで、先代と同じように町に感謝を伝えていきたいと考えています。

―――町との繋がりが強い葬儀社さんなんですね。山下様はいつ頃ご入社されたのでしょう?

会社が設立されて半年後くらいに入社しました。ほとんど設立当時から在籍しているような形ですね。

以前は管内の他の葬儀社に勤めていました。火葬場など先代と交流する機会が何度かあり、若杉葬祭にお誘いいただいたんです。当時から「地域のために仕事をしたい」と思って働いていたのですが、お話を聞いていくうちに「先代の会社で働かせていただければ、これまでの自分の経験がより地域のために活かせる」と感じ、入社させていただきました。

―――そうだったんですね。代表を継がれるまでの経緯をお聞きしてもよろしいでしょうか?

代表を継いだのは、2020年の8月。引き継ぎの話をいただいたのはその数ヶ月前のことでした。私自身の未熟さに加えて、当時コロナ禍で緊迫した状況であったこともあり、一抹の不安こそあったものの、甘んじてお引き受け致しました。

代表を引き継いでからは、周りの方から受ける視線が変化し、よりいっそう気を引き締めなければならないな、と感じるようになりました。

従業員当時から、朝は事務所の周りをできるだけ綺麗に掃除するようにしていますが、通られる方から「掃除してくれてありがとう」と声をかけていただくこともあり、「やはり地域の方々は、私たちのことをよく見ていただいているんだ」と実感しています。

―――山下様からみて、葬儀の仕事の魅力とはどんなところにあるのでしょう?

長く葬儀の仕事をしているため、多くの経験は自分の力になっていると感じています。若い頃は仕事を進めていく上で、必然的に上の世代の方と関わっていく必要があるんですよね。そういったときに先輩や喪主様、関係者の方と話した内容や立ち振る舞いなどは、私にとって貴重な経験となっていきました。

尊敬する先輩からかけられた「葬儀屋はモノを売る仕事ではない、けれどボランティアでもない」という言葉は今でも頭に残っています。悩んだときに、今でも立ち返る言葉ですね。

―――ありがとうございます。最後に、若杉葬祭のこれからについてお聞きしてもよろしいですか?

とにかくお客様のことを思い、日々の仕事をきっちりとこなしていくことで、町から必要とされる会社となっていきたいと思っています。篠栗町は他の町にない魅力であふれており、そんな町にそぐう葬儀社でありつづけたい。これは従業員当初から変わることのない将来計画です。 

今後は、人材育成にも力を入れていきたいと思っています。私たちの行う葬儀を見て、若杉葬祭に入社を希望してくれる方がいらっしゃったら、それ以上に嬉しいことはないですね。

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