Interview with Emplpyees従業員インタビュー

お葬式後のアフターフォローとして、仏壇やお墓の購入のご相談をさせていただいています。

前職では訪問の販売・営業を行っていました。自分の営業力には自信を持っていたものの、業績が芳しくなく、職場の環境も思わしくなかったので転職を決めました。
対人仕事の経験を活かし、もっと自分の可能性を広げたい思いで会津屋に入社しました。

仕事を重ねていくにつれて、お客様の悲しみには様々な思いがあることを知り、心のお役に立ちたい気持ちを強く抱くようになりました。

旦那様を亡くされて、たくさんの後悔の念を抱いてらっしゃる奥様がいました。

旦那様が仕事を頑張っていた時に、無理をしてでも病院に連れて行ってあげればよかった。「お茶がほしいな」と言ってくれた際に、「自分で淹れれば？」と返事をせずに私が淹れてあげればよかった。
生活の中で引っかかっていた、小さな後悔を話してくれました。

商品の話にほとんど触れることなく、旦那様との思い出話をたくさん交わすことで、奥様の表情が少しずつ明るくなり、心が晴れやかになっていきました。
奥様の心のお役に少しでも立つことができれば嬉しいなと思います。

心の支えになろうとすることで、人と信頼関係を築くことができる。
お客様には「なんでも話してください、どんなことでも相談してください」といつも伝えています。私という存在が相手だからこそ開示できることがあると思いますし、少しずつ前向きになれるお手伝いをしていきたいです。

私は3年前に母を亡くしました。
もっと生前に母に対してできたことはあったのではないか、後悔やさみしく思う気持ちがあります。

母は山の湧き水を飲むことが好きでした。私は週に2回、山の中腹まで登って、湧き水を汲みに行ってお供えをすることを3年間し続けています。
これは私にとって、心が晴れやかになる行為。時々にでも、思い出してあげること自体が供養になるのではないかと考えています。

今やっている仕事は、お客様の心を晴れやかにするお手伝いをあたりまえのようにできていると思えています。そんな機会に携われることが有難く、魅力的な仕事です。

これからもお客様の気持ちに寄り添って、お客様の悲しみや後悔を理解できる存在でいたいです。
一つの出会いから、長いお付き合いを大事にできますように、じっくり一生懸命頑張っていきます。

株式会社会津屋　板垣 拓也