Interview with Emplpyees従業員インタビュー

葬儀のお仕事に興味を持つようになったのは、学生時代、肥後葬祭でアルバイトをさせてもらったことがキッカケです。

当時は両親に影響を受け、なんとなくで決めた大学に通っていました。人との繋がりや感謝の気持ちにモチベーションを感じる私にとって、目標がなかった大学生活はとても苦しいものでした。両親や周囲のに迷惑をかけたり、悲しませてしまったり……。最終的に卒業にも多くの時間をかけてしまいました。 さらに就職活動にも頭を悩ませました。先に社会で働き始めた友人たちに話を聞くと「つらい」「しんどい」といった言葉ばかりが返ってくるのです。自分のやりたいことは何なのか……。将来に悩んでいる折に出会ったのが肥後葬祭でした。

その日はたまたま、家の近所で肥後葬祭がお通夜を行っていたんです。先輩が在籍していたご縁から声をかけていただき、人との関わりが起こることから、肥後葬祭でのアルバイトさせてもらうことを決めました。 働いていくなかで感じたのは、スタッフの方たちの表情がとてもイキイキとしていることでした。会話を交わしていくと、ベテランの方々や若手社員さんに至るまで、全員がそれぞれがやりがいをもってお仕事に向かっていることも伝わってきました。はじめてサプライズが成功した場面では「こんなこともできるんだ」と感じたのを覚えています。式の内容や工夫次第でお客様からいただけるお気持ちが変わる点は、自身にとても合っていると感じ、やがて肥後葬祭で社員として働きたいと思うようなり、就職させていただいたんです。

先日ご依頼されたお客様が、担当に私を指名してくださるといったことがありました。新人の頃はじめて担当をしたお客様で、以前の式ではお父様が亡くなられ、今回はお母様が亡くなられたため、ご依頼のくださったとのことでした。

お父様の式では打ち合わせの際に、お母様が「最後に天草にドライブに連れて行ったあげたかったな」とおっしゃられていたのがとても印象的でした。どうにかお母様の願いを叶えてあげられないかと悩み、「サプライズをしたい」と先輩に相談。最終的にお二人の写真をもって天草へ向かい、景色とお二人を一緒に写真に収め、そちらを棺に納めさせていただいたんです。とても喜んでいただけて、アフターフォローやアンケートなどで何度もお礼を言ってくださりました。工夫次第で結果や得られるお気持ちが大きく変わる、肥後葬祭でのやりがいを強く感じた瞬間でしたね。

もちろんサプライズだけがご満足をいただける手段ではありません。喜んでいただける方法はお客様によって違いますし、シンプルなお式がご希望の方もいらっしゃいます。それぞれにあった喜びを感じてもらうために、打ち合わせや何気ない会話、しぐさの一つ一つから、お客様の希望を感じとる心を磨いてかなければなりません。何かあった際、肥後葬祭を選んでもらえるよう、これからも精一杯のご対応をしていきたいです。

株式会社肥後葬祭　廣瀬　達実

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