Interview with Emplpyees従業員インタビュー

後輩から頼ってもらえる先輩に

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熊本

2022.03.03

仲間

後輩から頼ってもらえる先輩に

中学生の頃、祖父母4人が立て続けに亡くなりました。 何度も式を行うなかで、スタッフの方の姿に憧れ、次第に葬儀業界を志すように。高校卒業後は夢をかなえるべく、葬儀の専門学校に進学し、葬儀業について学びました。

先日は若くして亡くなられた方の式を担当いたしました。お話を伺っていくと故人様はぬいぐるみが好きだったことがわかり「祭壇に飾らせていただいてもいいですか?」と伺い、ご了承をいただきました。 通常の式では、低い台座を用意し、そちらに想いのこもった品を並べます。しかしそのお客様のお式では、大きい台座をご用意し、ぬいぐるみをたくさん並べられるスペースを確保しました。式の際はさらに多くのぬいぐるみを持ってきてくださり、そちらも飾りつけると、お客さまからとっても喜んでいただけたました。

ただ、どうしてもお客様のご希望に沿えない場合もあります。 奥様が亡くなられた、あるご家族の式を担当したことがありました。マンションでのお別れをご希望だったのですが、エレベーターなどの関係でお部屋でのお別れを叶えられず、それ以外はできるだけ叶えてあげたいと精一杯サポートにあたりました。チョコレートが大好きでご家族はよく買いに行っていた、というエピソードを聞きし、ご家族で用意されること自体が最期の思い出作りになるのでは? と判断し、その旨を提案。さらに母の日が近かったため、カーネーションを手配。ご子息方に棺に納めていただきました。喪主様からは「ありがとう」とお言葉をかけていただきました。

よりよいご提案をするためにお客様のお話をいっそう深くお聞きするようになり、アフターフォローでの会話もはずむようになりました。 お客様からいただいてきたお礼の言葉は、今、私の自信に繋がっています。

入社してから時がたち、私にも後輩ができました。 後輩たちを見ているとわからないことを「わからない」と言えず、失敗を重ねていた昔の私を思い出します。 特に新卒で入社してきた子達は葬儀業界の知識もわからなければ、社会の常識もわからず不安なことが多いと思います。彼らができない仕事のなかには、きっと「私がここまでしてしまってもいいの?」と言った、かつての私が持っていたような不安と遠慮の気持ちがあると思うんです。

また仕事中に使う言葉のなかには一つの語に対して、複数の行動が込められている場合もあります。例えば「“準備”しておいて」という際の “準備”には、布団、掛け軸、お花、道具、お線香の用意、ロウソクに火を灯す、電源をつける、といった行動までが含まれています。入ったばかりでいきなりこれらの行動を予測し実行するのは不可能に近い事です。 後輩たちへは理由を解説しゆっくりと丁寧に説明するようにしています。これからも学びを重ねて、後輩の相談に乗ってあげられるような、良い先輩になっていきたいです。

株式会社肥後葬祭 松崎 真理

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