Interview with Emplpyees従業員インタビュー
熊本
2022.03.03
仲間
肥後葬祭へは、さくらリビング龍田店のオープンを機に入社させていただきました。
女性によるきめ細やかな対応を、と当時初の女性担当者に抜擢していただきました。実際、葬儀の場では、喪主様となる旦那様以上に、奥様や娘様方が式の流れやその後の生活に不安を感じられている場合が多く、そんな女性のお客様の不安に寄り添うことを第一に考えていました。ブランドが発足して間もない時期でもありましたので、抱え込む仕事も多かったですが、やりがいにあふれる毎日でしたね。
さくらリビングでは、家のようなリビングのある空間でゆっくりとお別れいただくというコンセプトを掲げています。現場にいたころは、コンセプトを踏まえたうえで、何かお客さまが喜ぶワンアクションをできないだろうか?と考えていました。なかには当然、ご家族だけで最期のお別れをされたい方もいらっしゃいます。ホテルスタッフだった前職の経験を活かし、お客様がどう考えていらっしゃるかを、打ち合わせや、ご家族同士の会話、リビングでくつろがれている雰囲気から汲み取るようにしていました。
印象に残っている葬儀があります。娘様、お孫様、ひ孫様の3人で、娘様のお母様の葬儀をされたご家族がいたんです。家のようなゆったりとした空間でお別れをしたいと、コンセプトに共感していただき、ご自宅から1時間も離れているのに、わざわざ、さくらリビング龍田店を選んでくださったお客様でした。 何か喜ぶことはできないかと悩んでいるときに、お孫様が「あるお店のお団子が好きだった」とお話されているのを耳にして、式の日の朝、車に乗り高速道路を使って一時間かけ、そのお店のお団子を買いに行ったんです。こんなに時間かけていいのか?と迷いの気持ちもありましたが、お客様のことを考えると向かわずにはいられませんでした。式前のお茶の時間にそちらをお出ししたところ、お三方は涙を流して喜んでくれました。
4年間、現場で式を担当したのち、結婚、出産などでお休みをいただきながら、お仕事を続け、現在は本社で事務作業や店舗スタッフの管理、担当スタッフのサポートの手配などを行っています。 スタッフとの距離の保ち方はとても難しいと感じています。近すぎると仕事に緊張感が持てずサービスに影響が出てしまいますし、厳しく接しすぎると今度は悩みを話してくれなくなってしまうんです。スタッフそれぞれに合った適度な距離感で接するよう心がけ、時々、悩みを聞いてあげるようにしています。 現場に出る機会は減っていますが「地域のありがとうを紡ぐ」という理念への想いは、現場にいたころと同じです。
肥後葬祭には女性スタッフも多く在籍しています。これからも頑張ることで、夢を持って入ってきている彼女たちに対し「結婚、出産を経ても働けるんだぞ」と、将来の働き方を示せるような存在になっていきたいですね。
株式会社肥後葬祭 牧 寿美
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