Interview with Emplpyees従業員インタビュー

仕事は私の生きてる証

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熊本

2022.03.03

仲間

仕事は私の生きてる証

私はホールに来られるお客様のお悩みやご不安をお聞きししていく、事前相談員というお仕事をメインにしています。

ホールに来られるお客様は大きな不安やを抱えられていたり、抵抗感を持たれたりしていらっしゃるため、ご挨拶をするときは「こんにちは」や「暑いですね」といった日常的な会話から始めるようにしています。会話を交わしていくうちにだんだんと表情が緩み、不安や心配なことについて相談してくれるようになるんです。気が付けば葬儀と関係ない、家庭での苦労やため込まれているつらさを吐き出していただけることもあります。あるお客様から「聞いてもらえてよかった、あなただから話せたわ」といって頂けたときは思わず涙が出てしまいましたね。 また別のお客様からは「あなた、この仕事向いてるよ」と声をかけていただけたこともありました。あの言葉は今でも忘れられない財産です。

このお仕事に就いて長く経ちますが、いまだにお客様とお話はすることには慣れません。お客様は一人一人、考え方も価値観も違います。私がお悩みを聞いて、お客様に「よかったな」と思ってもらわないと、目の前で悩みを抱えているお客さんのサポートにあたれなくなってしまう。そう考えるといつも緊張してしまいます。きっとやめるまで慣れることはないのでしょうね。

葬儀業界に入る前は保育士をしていました。保育の現場では想定外の行動をする子どもにケガを負わせないように、緊張感をもって接していましたが、それは葬儀業にも共通していました。お客様が何に不安を感じているのか?どう説明をしたらわかりやすいか、お客様の目線で常に考え、対応にあたっています。

さまざまな方の最期のお別れに触れていくなかで、それまで意識していなかった、生きることについて考えるようになりました。 みんな死を避けることはできません。昨日までは元気だったのに翌朝亡くなられ方や、若くして突然亡くなられた方、これまでさまざまな理由で亡くなられた方をお送りしてきました。そうしていくうちに自分にも突然死が訪れる可能性があると考え、1日1日を真剣に生きなきゃと思うようになったんです。仕事をして、生活して、趣味を楽しんで、社会参加をして、後悔のないように生きようと日々活動しています。友人からは「まだ仕事してるの?」と聞かれますが「仕事をするのは私にとって生きてる証なんだ」と説明しています。歳を重ね、長く務めるごとにその想いは強くなっていますね。

肥後葬祭には20代~60代まで、様々な年齢のスタッフがいますが、不思議と歳を気にせず会話ができます。きっと芯にある想いが一緒なんですね。お客様には少しでもきれいな場所で式を行ってほしい、という思いからこまめに掃除するよう心がけています。式が終わっても気軽に立ち寄りたいなと思えるような、キレイな式場にしていきたいですね。

株式会社肥後葬祭 山内 静代

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