Interview with Emplpyees従業員インタビュー
新潟
2023.03.17
社会貢献/自己実現
私は葬儀部に所属し、お客様との打ち合わせや式の進行のお手伝いをしています。
会津屋で働く前は、ヘルパーになりたいという夢を持っていました。
昔からおばあちゃん子だったこともあってご年配の方が好きで、お世話をするような仕事が自分に合っているかもしれないと感じていました。
ヘルパーになるためには資格が必要。資格を取るためのお金も必要でした。将来の夢の実現を見据えて、まずは働けるところとして母親から紹介してもらったのが会津屋でした。こんな自分の状況でも、受け入れてもらえるところならお世話になりたいと思い、会津屋での仕事がスタートしました。
葬儀の仕事は、直接お客様から「ありがとうございました、お世話になりました」と言葉をかけてもらえる、数少ない仕事。故人様の最期に立ち会い、「越善さんが担当でよかったです」と一言言っていただけることをやりがいに、日々お手伝いをさせていただいています。
100人いれば、100通りのお別れがあります。火葬出棺の際に、故人様がお好きだった食べ物や、釣りがご趣味の方には釣竿を用意し、お客様にお渡しする。「気にかけてくれたのですね」とお客様に喜んでいただけます。
故人様とお客様を想い、お別れを喜んでいただけるようなサプライズを提供することを、会津屋では大切にしています。
亡くなられた方を間近で見るこの仕事は、ご年配の方だけでなく、時には小さいお子さんなど若い方を送ることもあります。
人間、いつどんなことがあるか分からないと、この仕事を通して感じるようになりました。
自分の命を大事にして、しっかり生きていきたい。普段関わる身近な人を、日々できる限り大事にしていきたい。故人様をお見送りする経験のおかげで、命に対する考え方が変わりました。
自分の父や母、身近な親族がもし亡くなったら、自分はどうしてあげたいのかを考えることがあります。
死が自分ごとになることで、目の前のお客様に配慮できることや、お手伝いできることが増えるような気がして。葬儀中のこのタイミングだと疲れが出るから、仮眠を取る時間にしようと配慮したり。計画通りにいかなくても、お客様を気遣い、安心して過ごしていただけるかどうかを第一に動こうという気持ちで、仕事に取り組んでいます。
お客様からの「ありがとう」をやりがいにできる、数少ないこの仕事。いつの間にか、ヘルパーになりたかった夢は気にならなくなりました。
一生に一度の人生の卒業式を、会津屋でお手伝いさせていただける。責任は大きいですが、私が他の方と接することが好きですので、色んな方とのご縁を大切にいただきながら仕事をしています。
株式会社会津屋 越善 正也
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